ボーカルコース担当のふみかです。
よく、「歌が上手くなるにはどうしたらいいんですか?」と聞かれることがあります。私の答えはいつも一つ。
「好きな歌手の真似をすることです。」
私も実は、初めから歌がそんなに上手ではなかったと記憶しています。でも、歌は好きで3歳くらいからずっと歌っていました。私がボーカルとして上達したかなと自覚したのは、中学生の時。
片耳にヘッドホンをして、大好きなマライアキャリーの曲をかけながら自分もマイクで歌って録音し、カセットテープにとって、ひたすら本物と自分で違う所を徹底的にチェックし、何度も何度も歌いなおして、自分が納得がいくまでひたすらそれを繰り返していました。
そして、マライアだけでなく、当時流行っていたZARDの坂井泉や安室奈美恵など、その特徴を分析し口の形を研究したり、声色を物まねする日々。そうする事で、どんな息のコントロールをすればどんな声が出るのか、どんな口の形をしたら、特徴のある声が出るのか。を自然と身に着けていけたような気がします。
どんなに偉大な歌手でも、どんなに人々の心を震わせる歌詞を紡ぐシンガーでも。初めから、天才的に出来るという事はありません。誰かの真似をしていたから、上手くなっていったのです。
「こんな風に歌いたいなぁ。」そんなお気に入りの方をまずは、見つけてみて下さい。
誰かの真似をたくさんしていったその先に、自分らしい声を見つける事ができますよ。
ボーカルコース担当 ふみか